花火の予定時間になった。
今回はパーク自体がハロウィンシーズンで装飾されており、
花火もハロウィンの音楽に合わせて打ち上がるよう。
ポップだけどどこか不気味で可愛らしい音楽と共に
花火が始まった。
さすがディズニーの花火、綺麗です。
いいねぇ
今年も一緒にお祭りで花火を見に行きたいねと話していたが
2人とも仕事の都合が合わずに終わってしまっていたので
一緒に並んで見ることができてよかったなぁ。
とか思いながら花火に集中していると、
隣の夫くんがこちらをじっと見ている。
え、なんで花火見ないの。
と思いつつ、
どうしたの?
と尋ねると、
うん、今日は1日ありがとうね。
うん、こちらこそありがとう。
花火、綺麗だよ。
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あんなに見たいっていってた夫くん、
なぜ花火を見ないんだろうと
主人公は不思議に思いながら目線を花火に戻す。
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綺麗だねぇ〜
ウン、
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なんか夫くんがゴソゴソしてるけど
主人公はこの景色を目に焼き付けたくて、
花火から目を離さない。
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そしたら夫くんが動きを止めて、主人公の名前を呼ぶ。
振り返る主人公。
突然跪く夫くん、
手には小さな四角い箱、
箱を開ける夫くん、
中にはキラキラ輝くリング。
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ここにきてやっと、状況を察した主人公。
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本当は、付き合う時の告白もゆっくりできなかったから
プロポーズはちゃんとしようと思ってたけど
突然になっちゃったから、
改めて、言わせて欲しいんだ。
ずっと主人公と一緒に楽しく過ごしていきたい。
家族になりたい。
結婚してください。
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これが世にいうプロポーズなのですね
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もちろん、
よろしくお願いします
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ウルウルの主人公に
リングを取り出す夫くん
隣に座って指につける前にひとこと
ごめん、これは本当に申し訳ないんだけど
急いで買いに行ったからこれがいいと思った指輪のサイズがなくて、
店員さんがめっちゃ小さいからっていってたんだ。
もしかしたら入らないかもなんだけど、
本当にこれは俺が悪いから、気にしないでね。
との忠告付きで指にリングを通してくれる。
けど、店員さんのいった通り薬指にはややスリムすぎるサイズで
夫くんは申し訳なさそう。
小指ならピッタリだよ
と付け替える主人公。
自分の指にこのキラキラ輝くリングが付いていることが
嬉しい。
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夫くんは仕事を頑張っているが
主の仕事と別のことを掛け持ちしながら一緒に暮らすお金を
一生懸命稼いできてくれている
それを知っていたので婚約指輪は本当にいらないから、
と事前に何度も話をしていた。
そんな夫くんが
この超過密スケジュールの中、頑張って自分1人で選んできてくれた
きっと生活費も削ってくれたであろう。
それでも主人公を喜ばせるためか、
覚悟の証明か、
わからないけどとにかくその気持ちが嬉しくて。
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ディズニーでプロポーズはちょっと照れくさいなとか
思ってたけど、
もうこの時には大都会の超人気パークに溢れる観光客は
一切目に入らなくなっていた。
夫くんと2人、抱き合ってこの幸せを噛み締める。
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花火の下、うるうるする主人公の頭を撫でながら
自分もうるうるする夫くん。
この人と、これから頑張っていかなくちゃ。
主人公にとっても大切な大切な覚悟の夜になりました。
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